理念・園生活等

経営理念・保育理念

写真 株式会社みらいの経営理念と保育理念は同じです。
「目の前にいる人の幸せの為に」という目の前にいる人とは、子ども達、そして保護者の皆さん、先生達、近隣の皆さん、業者さんなど、あおぞら保育園、あおぞらキッズ保育園に関わる全ての皆様の幸せの為にという理念を胸に日々過ごしております。
保育の方法に悩んだときや迷ったとき、保育以外の事についても悩みごとがある時には、この理念を思い出すと不思議と解決への道が開けてきます。

保育方針

写真 <子どものありのままの《いま》を大切にする>
 ホームページのトップにもありますが、子どものありのままの今の姿を大切に受け止める保育を心がけています。その子のどんな姿でもそれが今のその子の姿。その姿や、その子の気持ちを受け止めることで、自分以外の友だちも認めることのできる優しい心、自分自身も認めることができる「自己肯定感」が養われると信じ、一人ひとりの個々の成長を尊重する保育をしています。

<「見えにくい力」を認め「見える力」を伸ばす>
 例えば、鉄棒で逆上がりをしている子がいて、成功したことが「見える力(認知能力)」。もちろん逆上がりができたことについても嬉しいことだと思います。ですがその逆上がりができるようになるまで、毎日練習したこと、できるまで頑張ろうと思ったその心、それ以外にもそこまでの道のりには様々な事があったかもしれません。もしそこで逆上がりができなかったとしても、その「見えにくい力(非認知能力)」を認めてあげることで、見える力も伸びていくと信じています。

<君も私もみんな良し>
 同じ人間であっても一人ひとりの性格は全く異なります。その個々の価値観を個性ととらえ、○○でないからダメということはなく、その子の考えていることや想いを受け止めるよう心がけています。上記方針にもあるように、”君も良い””私も良い”と認めてもらうことを経験することで、自分自身も認める事の出来る心を育みたいと考えています。

そして私たちは保育の中で「どうする?」と問いかける言葉をとても多く使います。たとえばおやつの時間になったとき「おやつの支度ができたけど食べる?どうする?」と確認します。自分がどうしたいか自己決定する機会を持てるようにする中で「いや」という選択をした時は「わかった。じゃあ後でまた声かけるね。」あるいは、いやと答えた理由を聞いてそれを叶えられるようにしていきます。
同じ事をするにしても「やらされる」のと「自分で判断してやる」のでは子どもの気持ちの持ちように大きな違いがあります。幼いうちから問いかける保育を続けることで、自分で考え行動するといった主体性が身につくのではないかと思います。

1日の生活

写真 ※おおよその時間や流れです。年齢によっても異なります。
※午前のおやつは0、1、2歳児クラスのみとなります。

年間行事予定

写真 子ども達と過ごす中で、「育てた野菜でお料理したい!」「散歩で見たこいのぼり作りたい!」などいろんな声が聞かれます。そんな子ども達の”やりたい”という想いを大切にしたいと思っています。
以前、年長クラスでこんなことがありました。日々の保育の中で海に興味がわいた子ども達。そこから1年を通して”海”をテーマに発表会など、日々の保育へ繋げていきました。その中で子ども達から「本物のさかなってどんな風に泳ぐの?」「みてみたいな!」という声が多く上がり、「水族館へ行きたい!」という話になりました。するとどんどん話は盛り上がり、子ども達同士で何日もかけて相談。「ぼくは飛行機で行きたい!」「水族館だから船じゃない?」「電車はどうかな?」などいろんな意見が出る中で、行き先と交通手段を決定しました。でも水族館へ行くにはお金がかかります。そのことを多くの子ども達が知らずにいました。それについてもいろんな意見が飛び交う中、自分たちでお父さんお母さんへ水族館へ行きたいことを説明して、交通費を出してもらえるようお願いすることになりました。保護者さんにも子ども達からその話があるまでは何も言わずに見守っていただき、ご協力をお願いしました。
そしていよいよ当日。自分たちで調べた時間にバスに乗り、駅へ行き、電車の乗り方がわからなくて自分たちで駅員さんへ聞き・・・。そして水族館へ到着!ずっと見たかった海の生き物たちを前に大喜びの子ども達でした。
”遠足の日”など決められている行事は少ない方だと思います。今回の水族館でも担任が交通手段を決めたり、園で費用を出すことで水族館まで行くこともできました。しかし子ども達の”行きたい”という気持ちや、人の助けを借りながらも、自分たちの力で計画をして行った水族館はより思い出深く、達成感のあるものになったのではないかと思います。
水族館の話だけではなく、日々の保育の中での子ども達の想いを大切にした行事を共に作っていきたいと思います。