<子どものありのままの《いま》を大切にする>
ホームページのトップにもありますが、子どものありのままの今の姿を大切に受け止める保育を心がけています。その子のどんな姿でもそれが今のその子の姿。その姿や、その子の気持ちを受け止めることで、自分以外の友だちも認めることのできる優しい心、自分自身も認めることができる「自己肯定感」が養われると信じ、一人ひとりの個々の成長を尊重する保育をしています。
<「見えにくい力」を認め「見える力」を伸ばす>
例えば、鉄棒で逆上がりをしている子がいて、成功したことが「見える力(認知能力)」。もちろん逆上がりができたことについても嬉しいことだと思います。ですがその逆上がりができるようになるまで、毎日練習したこと、できるまで頑張ろうと思ったその心、それ以外にもそこまでの道のりには様々な事があったかもしれません。もしそこで逆上がりができなかったとしても、その「見えにくい力(非認知能力)」を認めてあげることで、見える力も伸びていくと信じています。
<君も私もみんな良し>
同じ人間であっても一人ひとりの性格は全く異なります。その個々の価値観を個性ととらえ、○○でないからダメということはなく、その子の考えていることや想いを受け止めるよう心がけています。上記方針にもあるように、”君も良い””私も良い”と認めてもらうことを経験することで、自分自身も認める事の出来る心を育みたいと考えています。
そして私たちは保育の中で「どうする?」と問いかける言葉をとても多く使います。たとえばおやつの時間になったとき「おやつの支度ができたけど食べる?どうする?」と確認します。自分がどうしたいか自己決定する機会を持てるようにする中で「いや」という選択をした時は「わかった。じゃあ後でまた声かけるね。」あるいは、いやと答えた理由を聞いてそれを叶えられるようにしていきます。
同じ事をするにしても「やらされる」のと「自分で判断してやる」のでは子どもの気持ちの持ちように大きな違いがあります。幼いうちから問いかける保育を続けることで、自分で考え行動するといった主体性が身につくのではないかと思います。